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国耀門・獣皇門 とある雪山の何処かにある、魔界に続くと云われている巨大な二つの門。 手前にある黒き門が国耀門。 灯された薄紫色の炎は人為的に灯されたものではなく、何か別の魔術的要因があると疑問視される。 その分厚い門が開いたという話は聞かれないが、 『門の中は真の暗闇。そこに蠢くモノ達はこの世のものではなく、やがて世界の脅威となる』と、 そんな一説だけが囁かれている。 獣皇門とは、国耀門の奥にある一際巨大な門。 国耀門については先のような話があるが、この獣皇門については何一つ噂がない。 それはこの国耀門を無事通りきった人間が一人もいないからかもしれない。 いや、もしかしたらこの二つの門そのものが「ない」からなのかもしれない。 地名
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imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 小人。 人の興りと前後して生まれ、長く現代に至るまで連なる種族。 彼らは、魔術を使うという能力を備えている。 エルフ。 ジャッジメントデイ以降に突然変異した人類。 彼らもまた、魔術を使うという能力を備えている。 一般に、彼らの能力は同質のものであると認識されている。 だが、本当にそうであるのか。 そもそも、エルフ達の行使する魔術は、 『マナを魔術回路に通し、属性の選別などの過程を経てイメージが付与されて発動するもの』だ。 しかし、マナが発生したのは、オールグリーンの形成の後。 それまでには、少なくとも人類側の観測では存在が確認されていない。 では、小人の使う魔術とは、或いは魔法とは何であったか。 答えは、小人のみならず人間を含めた全ての生命体の精神に宿る神秘『霊力』を扱う術。 即ち、かつて境井夢子が自身の学説で提唱した、上位次元に存在する超常エネルギーを行使する技術である。 本来、全ての生命体はこの霊力を扱う能力を備えている。 しかし、人類は進化の過程で小人を上回る『技術』を得たがためにこの能力を捨て、 動物や植物のうちで使えるものは、絶対数の少なさとそれから来る繁殖力の低さ故に淘汰されていった。 以来、魔術を扱えるのは小人と、先祖返りにより能力を発現させた極少数の人間、 超能力者や神憑りの者たちだけとなった。 超能力とは、霊力の限定的な引き出し能力であり、 神憑りとは、霊力を引き出す際に使用する上位次元への通路を通じて、 そこにある"神"と交信する能力なのである。 また、境井が宿しCreqrat Viorlを覗き見、自身が暗殺される際に発動した"境界の力"は、 超能力以上に霊力を引き出せる、限りなく原型に近い魔術だったのだ。 era2以降、エルフと交流を持った小人はこの術を伝えたが、エルフに霊力を扱える者はいなかった。 故に、自身が扱えるように、当時から発生し始めていたマナを利用する技術に改変して扱うようになった。 すると、この新しい魔術の方が、道具などによるある程度の拡張性を有し、 完全に個々人の才能に依存する元々の魔術よりも、今の世界の状態に適していることに気付いた小人達は、 新しい魔術を自身らの文化に逆輸入し、結果として、彼らがそれまで用いてきた"旧き魔術"は次第に廃れていった。 これ以来、超能力者以外に"真の魔術"を行使できる者はいなくなり、 仏道の修行者が行善の発案した修行によって発現させる魔術行使能力などの例外を除いて、 存在そのものが次第に忘れられていった。 即ち、幻想となっていったのである。 故に、転生した境井ことレドールが悠久郷を創りあげたその時、 この"真の魔術"は結界の内側へと雪崩を打って入り込んできた。 そして、そこで急速に住人へ普及し始めたのだ。 以来、悠久郷ではマナを用いる新しい魔術と、霊力を用いる本来の魔術が併せて使われるようになった。 これは、入りこむ機械技術などと融合し、ウラノス群のそれに匹敵する程の高度な魔導技術となって住人達に恩恵を齎している。 era1 era2 era3 技術 現象
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竜の集う島 ミグラスト島 久平南部に位置する無人島であり、数種類の渡り竜が季節ごとに訪れる『渡りの中継地』の一つ。 渡り竜だけでなく、それを目当てに近隣の島から"狩り"にやって来るより大型のドラゴンや、 渡りの習性を失ってこの島に居着いてしまった種族など、様々な種類の竜が棲息する秘境であり、 生物学者や魔物狩りにとっては、文字通りの『宝島』として語られている。 しかし、常時数百頭(季節によっては2千頭を優に超える)竜が飛び交うこの島に人間が近づくことは容易ではなく、 さらに何らかの『成果』を得て生還することは、歴戦の魔物狩りにとっても至難の業とされている。 era2 era3 久平 地名
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駆り者 獣などの野生生物と会話による交渉で互いに協力し合うケモミミの呼び名。 この世界の人間には知られていないことだが、 ケモミミとはベースとなった生物から人工的に造られた人工生物のことである。 誕生から長い年月をかけて、人並みの知性を得るに至ってからの彼らケモミミのその最大の特徴は、 『ベースとなった生物の近似種との会話を可能とする』ことである。 (厳密にはジャッジメントデイの影響で突然変異を起こしたベースとなった生物そのもの) 彼らは交渉によって手を組み、ケモミミ側は荷運びや旅路の護衛などを任せ、 野生生物側は人側の近況や家族の為の食糧の確保を条件に相互関係を築いている。 もちろん交渉なので、上手くいかないこともしばしばだ。 era2 era3 職業
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赤鬼武者(せきむしゃ) どの国にも属さないここ山深い集落では、代々家系として村長(むらおさ)となる者が神託により選ばれる。 村長に選ばれた者は、護魔(こま)と呼ばれる守護竜、 夜叉を模した赤鉄の鎧と一振りの太刀を授けられ、村を魔から護る使命をおびる。 『私の家の家系には、必ず特別な力を持った子が一人生まれるのだそうよ。 最初の村長になったご先祖様は外部の人間であったらしくて、 訳あって村を救った際にそのままここに住み着いたのだって。 だから私のお母さんも、お祖母ちゃんも、そのずっと前も、村長になった人は皆私と同じように力を持って村を護っていたの。 皆戦いの中で死んでいった。…ねぇ護魔。私も、死ぬのかな…?』 ―――今代村長 era2 人名
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【フェアリオン・ヴァーチェ】 とある辺境の地にこんな伝説がある。 『結ばれた夫婦の間に5年経っても子供が一人も授からなかったなら、それはヴァーチェが子供をさらっているのだ』 ヴァーチェとは、かつてはこの地に舞い降りた天使のことであった。 だが、ヴァーチェは天界の掟に背いて人間と恋に落ち、愛を育んで子供を産んだ。 しかし、天界でそれを見ていた彼女の父が子供を呪い殺してしまった。 嘆き悲しんだヴァーチェを励ます為、夫は彼女の為に好物を作ろうと狩に出る。 だが、その森でヴァーチェの父が熊に化けて夫を八つ裂きにして殺してしまった。 夫を深く愛していたヴァーチェは、『子供さえ生まれなければ』と思い込んでしまう。 それ以来、この地に生まれる子供は不幸な死を遂げる者が多いのだという。 era2 era3 人名 物語
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ユグドラシル総合行政府『ノステレンペウム』 ファンタズム中央区リヴェルティアのラサンス山を挟んで 皇帝府の反対側に存在するユグドラシル経済の中枢。 商業が盛んで市場が開かれ、また中央銀行、教会、教育機関、各省庁本部、国内唯一の造幣所などがあり、 それに伴って交通機関も発達しており、多くの人間が集まる場所である。 最高責任者は軍需大臣や魔導産業大臣など各大臣を閣僚として統率する内閣の代表、 所謂首相である総務執政官で、議決を受けて政策を具体的に実行に移す役割を担っている。 ユグドラシルでは、『イリス』『アイシス』『レミス』『セルキス』という4種類の通貨単位が使われている。 100イリスで1アイシス、100アイシスで1レミス、10分の1イリスで1セルキスである。 実物の貨幣としては1、5、10、50イリス銅貨、1、5、10、50アイシス銀貨、1レミス金貨、 そして1、5セルキス青銅貨があり、物価は『パン一斤1アイシス』とよく例えられる。 これらの貨幣には表に皇帝、若しくは戦功者の肖像、裏にはソリティアなどユグドラシルの神や精霊、 若しくは植物などの特産品が描かれることが多い。 因みにera3現在ではプレミア物である初版では全て表がテオゴニア大陸全図、 裏が聖剣エクスカリバーの肖像で統一され、色と形、大きさで区別されていた。 始めは初代皇帝バルバロッサがテオゴニア大陸を統一した際、 後に財務経済省初代大臣に就任するアドレー・マクファーレンの進言を採り入れて制度化された。 しかし帝国最初期の混乱期にあって偽造が横行し、 特に金鉱が多くある北方山脈地域の異民族トレイオによる精巧な偽造貨幣の存在は 帝国政府にとって頭痛の種であった。 そこで注目されたのが、当時まだあまり知られていなかった霊晶石の存在であった。 バルバロッサ帝は帝国各地の霊晶鉱脈の存在する場所に皇帝直轄の大規模な採掘所を設置し、 帝都から人員を派遣するとともに地元住民からも有志を募り、 十分な食事と衣服を提供することを条件に採掘に当たらせた。 監視は非常に厳密に行われたが、バルバロッサは不正さえしなければ十分快適に生活していけるよう 鉱員たちの生活環境を整備させていたため希望者が殺到し、抽選が行われるまでになった。 加えてバルバロッサは国内でも選りすぐりの錬金術師を帝都に集め、 偽造することが極めて難しい貨幣の研究を行った。 こうして完成し、改めて制度化されたのがこれらの貨幣であり、製造方法は極秘となっている。 またこの頃から霊晶石の軍事利用が始まり、 ユグドラシル帝国が魔術文明として大いに発展する足がかりとなったのである。 ノステレンペウムはその後ユグドラシル経済が円滑に循環していくよう調整を行う拠点とするために 帝都内に特別に設置された区画で、現在では経済のみならず勅令や議決に基づいた政務全般を行っている。 そのような経過から帝国の各地から様々な民族が陳情に訪れる他、大臣が各政策の承認を行う場所でもある。 なお画像の小型艦は首都防衛軍のFGW-337プルタルコス級魔導巡防砲艦で、 画像左から『リウィウス』『ユリアヌス』『ウェルギリウス』である。 era2 era3 ユグドラシル 地名
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《架欄都市/hunging city》 シージーグナ(現在でいう中国西部のタクラマカン砂漠近辺)の峡谷によく見られる都市体系の一つ。 渓谷に大量のアンカーを打ち込み、そこに吊る様に中腹都市を形成し、その下部、崖の上部に飛び地を形成するのが特徴。 大絶滅から生き延びた直後は狭い空間に大量の人を呼び込むことが出来るため、人間コロニーを修復するのに多大なる成果を上げた。 しかし、現在では唐突に出没する(出所は渓谷にある洞窟内といわれている)悪魔の襲来によってその脆弱性が指摘されており、 架欄都市形成各地は動揺している。 関連項目 桂峡 era2 era3 地名
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垣間見た〈向こう側〉 その現象が起きたのは、恐らく偶然。 しかし、それが指し示す結末は、このままでは必然になる。 相対性心理学において、三次元生命体の保有するもののうち四次元世界に存在すると仮定されたもの。 心。精神。魂。霊。 それらを可視化することを目的に、次元科学の権威でありながら魔法というオカルトに没頭する変人教授と、 時代遅れとなった超統一物理学を未だに研究する頑固な悪友の協力で完成させた、精神トランス装置。 その初実験で、私は『境界』を見た/『世界』を越えた。 見るべきではなかった『世界』を/越えるべきではなかった『境界』を …………見てしまった/越えてしまった。 人間の積み重ねて来た理論が、幼子の並べ立てる屁理屈に見える科学力。 それらを応用して創り上げられた、都市伝説の米国の空中戦艦ですら一蹴されるだろう凶悪な兵器。 そして、その矛の向かう先は…… 早く伝えなければ。誰かに。 そうでなければ、この星は…… era1 事件
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鏡面夢幻回廊 ソレグレイユが発掘した旧世界遺物のある建築物内に存在する、全面鏡張りの回廊。 その構造上、普通の人間が何の装備もなしに入ると、無限に鏡に映り増殖する自分の姿を見ることで、 まず空間認知能力が狂い、命綱なしでは帰還できなくなる。 更に居続けると、次第に認知するもの全てがゲシュタルト崩壊をおこし、 最終的には自我の混濁が起こり発狂、廃人化する。 ここを通過するには、視野に何も入れないよう目隠しをした上で 周辺の情報を触覚や聴覚で判断(所謂エコロケーション)しながら、 尚且つ道中の不測の出来事に対応出来る万全の装備を整えねばならない。 ソレグレイユはこれを、視覚を完全に塞ぎ簡素なレーダーを外付した人型奉仕人形に音声案内と並行して先導させ、 それを元にした立体空間情報を表示するバイザーを付けた調査隊がその後に続くことで解決した。 関連項目 鏡面幻影都市ネヴァージュ era2 era3 ソレグレイユ 地名 旧世界遺物